人を寄せ付けない険しい山々、海岸線の急峻な絶壁。
そんな環境が、広大な湿地帯の動植物を守り育てている。
いてつく寒さも人をはねつける。
自然を汚す人々へのバリアーはほかにもある。
あまりにも荘厳な景観そのものが侵し難い威厳を放っている。
自然と人間のせめぎあいは果てしなく続くかもしれない。
世界遺産を見たいと大勢の観光客が押し寄せるからである。
確かに自然を損なわなければ、観光客は歓迎されるべきである。
でも境界線だけは守ってほしい。
そこにいるヒグマには近づかないでほしい。
動植物たちの存在権利を侵さないでほしい。
静かにその景観に佇んで自然の偉大な造詣を楽しんでほしい。
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